
プロテインはアスリートやダイエットしたい人、引き締まった身体を作りたい人に愛されています。
しかし、「運動せずプロテインを飲むと逆に太る」とも言われています。
引き締まった身体を作りたいからプロテインを飲むのに、逆に太ってしまっては意味がないですよね。
では女性が運動せずプロテインばかり飲んでいると本当に太ってしまうのでしょうか?
女性が運動せずプロテインばかりを飲んでいると太るの?
結論をいうと、「自分の体重&運動量に合った適切な量と、適切なタイミングでプロテインを摂取すれば太ることはない」のですが、この説明だとイメージしにくいので、まずは「太りやすいプロテインの飲み方」から分かりやすく解説していきます。
太るダイエットプロテインの飲み方は全部で2つ
太る原因①:自分のタンパク質摂取目安量を超えている!
タンパク質は髪や爪、肌などを作っている非常に大切な栄養素ですが、摂りすぎるともちろん吸収しきれず体重増加につながります。

タンパク質はどれだけ摂ればいいの?

【体重】×【運動強度】によってタンパク質摂取目安量がわかるよ!
まずは以下の厚生労働省が推奨しているタンパク質摂取量をご覧ください。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
推奨量 (g/日) |
推奨量 (g/日) |
|
1~2(歳) | 20g | 20g |
3~5(歳) | 25g | 25g |
6~7(歳) | 35g | 30g |
8~9(歳) | 40g | 40g |
10~11(歳) | 50g | 50g |
12~14(歳) | 60g | 55g |
15~17(歳) | 65g | 55g |
18~29(歳) | 60g | 50g |
30~49(歳) | 60g | 50g |
50~69(歳) | 60g | 50g |
70以上(歳) | 60g | 50g |
妊婦(初期) | – | 年齢+0g |
妊婦(中期) | – | 年齢+10g |
妊婦(末期) | – | 年齢+25g |
授乳婦 | – | 年齢+20g |
※引用:厚生労働省
上記推奨量とは97~98%の人が1日に取れている摂取推奨量のことで、体重は考慮されていないためあくまでも目安です。
体重が異なればもちろんタンパク質摂取量も異なりますし、アスリートや運動を常にする人はもっとたくさんのタンパク質が必要です。
そこでスポーツ医学の観点を合わせて、【体重】×【運動強度】でもっと正確に自分のタンパク質摂取目安量がわかるのです。
以下に項目に入力するだけで自分のタンパク質摂取目安量がわかる「タンパク質摂取量自動計算フォーム」を作成しましたので、入力してみてください。
あなたの1日に必要なタンパク質摂取目安量は「何g」だったでしょうか?
このタンパク質摂取目安量にこだわりすぎる必要はありませんが、明らかにオーバーしすぎている人は太る可能性が高くなります。
そして人は主に食事からタンパク質を摂取しているので、食品に含まれているタンパク質の量もざっくり把握しておきましょう!
一般的な食事にはどのくらいのたんぱく質が含まれているの?
メニュー | タンパク質(g) |
---|---|
ごはん (200g=茶碗1杯) |
5.0g |
牛モモ肉 (100g) |
19.5g |
納豆 (1パック) |
12.4g |
牛乳 (コップ2杯) |
13.2g |
合計 | 50.1g |
※引用:食品成分表2013
かなり質素なメニューとなっていますが、上記のようなメニューだけで「50g」のたんぱく質が摂れます。
なので食品に含まれるたんぱく質も含めて、本当にダイエットプロテインを飲む必要があるのかを検討しましょう。
ただ、ダイエットプロテインは美容成分も含まれている分、タンパク質含有量はそこまで多くないです。(一般的なホエイプロテインが200ml、20gだとダイエットプロテインは200ml、10g程度)
そして上記のような質素な食事メニューを毎日続けられる人はほとんどいないと思うので、運動している女性は積極的にダイエットプロテインを飲むほうが良いでしょう。
※ダイエットプロテインを飲んでいるのに太ってしまう原因のほとんどが「タンパク質摂取目安量オーバー」によるものです。
太る原因②:ダイエットプロテインを寝る直前に飲んでいる!
寝る直前にプロテインを飲むと、意識は眠っているのに、胃は活発に活動している状態になり、睡眠の質を落としてしまいます。
睡眠の質が落ちると肌荒れや肥満など様々な悪影響を及ぼす可能性があるので「寝る直前は避ける」ようにしましょう。

じゃあダイエットプロテインっていつ飲むのがダイエットに効果的なの?

ベストなのは「朝」と「就寝1時間前」だよ!
朝がベストな理由
「寝るにも体力がいる」という言葉があるとおり、寝ている間にエネルギーを消費し、朝起きたときには栄養素が枯渇している状態です。
その枯渇した朝にタンパク質や栄養素を補ってあげることで、効率的に筋線維と結びついてくれるので、朝にダイエットプロテインを飲むことはおすすめなのです。
ちなみにダイエットプロテインは脂肪成分が少なく栄養価が高いので、朝食代わりにダイエットプロテインを飲むという「置き換えダイエット」をするのもおすすめです。
就寝1時間前もベストな理由
人は眠っている間に「成長ホルモン」を多く分泌するのはご存知かと思いますが、この成長ホルモンが分泌されているときにタンパク質を補ってあげると、より効率的に筋肉を作ってくれます。
つまり、寝る約1時間前にコラテインを飲み、眠っている間に体内のタンパク質が吸収されていると、脂肪が筋肉へと変わってくれるから「就寝1時間前」にコラテインを飲むことがおすすめなのです。
ただし先程も解説したとおり寝る直前だと体内が起きてしまい睡眠の質を落としてしまう可能性があるので、寝る直前は避けるようにしましょう。
結論!
ダイエットプロテインを飲んでいても以下の点を守れば太ることはありません。
- タンパク質摂取目安量を超えないようにする!【自動計算フォーム結果参考】
- 寝る直前に飲まない!
もう一度、自分のタンパク質摂取目安量が知りたい人は、以下に入力してみてくださいね!
上記2つを守っても太ってしまうようであれば、ダイエットプロテインが原因ではなく、他に原因があるはずです。